金倉川浄化センター
金倉川処理区は、中讃地区の1市3町(善通寺市、多度津町、琴平町、まんのう町)を対象とし、県内で2番目の流域下水道として昭和58年度に国庫補助事業の採択を受け、事業に着手した。
建設工事は、昭和59年9月の金倉川第1号幹線管渠の建設に始まり、昭和62年9月には終末処理場(金倉川浄化センター:当初処理能力4,500m3/日)の建設工事に着手、平成2年12月1日に供用を開始した。
その後、流入汚水量の増加に対応して、平成6年度から9年度に第1期増設工事(処理能力7,400m3/日)を、平成9年度から12年度にかけて第2期増設工事(処理能力11,600m3/日)を、また平成15年度から16年度にかけて第3期増設工事(処理能力15,800m3/日)を行い、さらに平成19年度からは処理能力を20,000m3/日に引き上げる第4期増設工事に着手し平成24年度に完了、現在に至っている。
一方、流域関連公共下水道も、幹線管渠の整備に合わせて順次着手し、善通寺市が平成2年12月、多度津町が平成3年5月、琴平町が平成5年1月、(旧)満濃町(現まんのう町)が平成5年11月、(旧)仲南町(現まんのう町)が平成7年4月にそれぞれ供用を開始している。
また、供用開始から約35年が経過し、各設備に老朽化が見られることや耐震性能が不足していることから、下水道ストックマネジメント計画や下水道総合地震対策計画に基づき、計画的・効率的な施設の老朽化対策や耐震対策を実施している。