下水道のしくみ

施設名 | 目的・はたらき |
下水管渠 | 工場やみなさんの家から下水を集めます。 |
沈砂池・ポンプ場 | 流れてきた下水のゴミをとり、ポンプで水処理施設に送ります。 |
最初沈澱池 | 汚水と細かいゴミ(初沈汚泥)に分けます。 |
反応槽 | 空気を混ぜ、微生物で浄化します。 |
最終沈澱池 | 反応槽の混合水を汚泥と水に分けます。 |
放流 | 次亜塩素酸ナトリウムで滅菌し、海に放流します。 |
砂ろ過 | 放流水を砂ろ過器でろ過し、植木の水やトイレ用水として再利用します。 |
重力濃縮槽 | 最初沈澱池引抜汚泥を沈澱させて、濃縮します。 |
常圧浮上濃縮槽 | 余剰汚泥を薬品と混合し、細かい空気で浮上させ濃縮します。 |
消化槽 | 送られてきた汚泥を、無酸素状態で、消化して量を減らします。 |
汚泥脱水機 | 汚泥を薬と混ぜ、水分を減らし固形にします。(脱水ケーキ) |
再利用 | 脱水ケーキを、肥料・セメント・煉瓦等に再生します。 |
下水浄化に活躍する微生物
下水に含まれる汚れ(有機物)は、処理場の反応槽に住む微生物(活性汚泥)に食べられ、酸化分解されて、水になったり、炭酸ガスになったりしてきれいに浄化されます。微生物は細菌類、ウイルス、菌類、原生動物などに分類されますが、そのうち、活性汚泥に出現する原生動物は80種類程度で、大きさは5~250μm、個体数は反応槽の中の活性汚泥混合液1ml中5,000~20,000程度といわれています。その代表的な種類はせん毛虫類、肉質虫類及びべん毛虫類です。
せん毛虫類は、せん毛を持っているのが特徴で、ラッパムシ、ツリガネムシ等がいます。肉食虫類はアメーバ類で、ベン毛虫類は1~2本の長いべん毛を有しています。
これらの微生物を顕微鏡にて観察し、生物処理の浄化機能、運転条件の適否、水質状態の判定等に役立てています。
せん毛虫類は、せん毛を持っているのが特徴で、ラッパムシ、ツリガネムシ等がいます。肉食虫類はアメーバ類で、ベン毛虫類は1~2本の長いべん毛を有しています。
これらの微生物を顕微鏡にて観察し、生物処理の浄化機能、運転条件の適否、水質状態の判定等に役立てています。